「60代の今、穏やかな暮らしを手に入れて」
神戸〈ゆうゆうの里〉内藤明美さん(67歳)
人生の大半を母とふたりで暮らしてきた。母は私を産んだ後、理由あって離婚。実家に帰った。祖父母はよくしてくれたが出戻りは世間の目が冷たい時代で、母の兄弟や従妹からすれば私達は余計ものだった。従妹からこんなことを言われたと泣きながら訴えても、いつも母からは「ガマンしときや」が返ってきた。国鉄で働いていた母は、持っている服は1枚だけ。夜のうちに洗濯し、朝それを着て出かけていた。中学生になってから、母娘だけの二人暮らしを始めた。・・・
2015年12月21日 10:06 | カテゴリー: 神戸〈ゆうゆうの里〉