浜松〈ゆうゆうの里〉角 徹三様(81歳)
(引き揚げ先の熊本で踏み入った音楽の森)
旧満州大連の生まれ。満州鉄道の電気技師だった父と優しい母、兄弟4人の6人家族でした。私は上から3番目。兄と弟に挟まれた真ん中っ子です。満州で終戦を迎えた私達は幸いにも家族揃って日本に帰ることができました。引き揚げ後は熊本の父の実家で暮らし始めましたが、そこには祖母と叔母4人が居り、合わせて11人という大家族になりました。母にとって...
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2022年10月14日 10:15
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浜松〈ゆうゆうの里〉
湯河原〈ゆうゆうの里〉岡田 眞左子様(93歳)
(「あの時の苦労を思ったら何でもできるわね」)
日本橋、小舟町生まれの江戸っ子です。東京女子高等師範学校(現お茶の水女子大)付属幼稚園に入り、それから女学校まで、ずっと同じ学校に行かせてもらいました。幸せな時間を過ごせたのは両親のおかげです。女学校に上がった年の12月に戦争になり、最後の半年は工場動員され高射砲の信管づくりをしました。3月9日の大空襲の晩は、夜勤をしていまして...
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2022年10月14日 10:10
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湯河原〈ゆうゆうの里〉
佐倉〈ゆうゆうの里〉大西 幸江様(78歳)
(松山の中学校で出会った英語の先生)
生まれは愛媛県松山。4人きょうだいの長女です。家は兼業農家で、稲を植える時期になると母から「自分の食べる分だけでも植えなさい!」と言われていたことを思い出します。中学校では、素晴らしい英語の先生に出会いました。他の英語の先生とは全く違っていたんです。英語の時間になるとテープレコーダーを持って教室に入ってくるんです。それを生徒に聞かせるの。先生は...
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2022年10月14日 10:05
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神戸〈ゆうゆうの里〉中井 好子様(80歳)
(母の頑張る姿を見て芽生えた自立心)
兄二人の末っ子でした。父は戦地に行ったまま亡くなったので会ったことはありません。歳が離れた兄が父みたいな存在でした。母は子供3人を育てるため、家業の百姓一筋。そういう母の頑張る姿を見ながら育ちました。外でよく遊び、よく笑う子供でした。いつのまにか「ケラ子ちゃん」というあだ名がつくくらい。仲よしの友達が炊事を手伝っている子で、その子にご飯の炊き方を...
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2022年10月14日 10:00
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神戸〈ゆうゆうの里〉