妻を失ってしばらくは心に開いた穴が埋まらなかった。終末期を生きる術としてここを選んだが、ここにはもう一つの人生があった

湯河原〈ゆうゆうの里〉鈴木秀則様(82歳)

(一貫して、成長産業を支える希少海外資源を扱う仕事に従事できました)yg_happytime24.jpg

大学は応用理学選考で、卒研は「水素吸蔵合金の開発」。今でこそ自動車の脱炭素燃料として脚光を浴びるようになりましたが、当時はまだ早すぎました。卒業と同時にエレクトロニクス関連の希少資源を海外から輸入する専門商社で働き始めました。日本の次代の成長産業を支える上で必要な資源を調達することにやりがいを感じつつ、半導体の分野で業績を伸ばしました。1975年には半導体不況にかかわらず...

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